加根よしきの 平成23年度 東広島市議会第1回定例会 関連質問

【全  文】


○副議長(石原賢治君)以上で公明党、竹川秀明議員の代表質問を終わりますが、関連質間があれぱこれを許します。
02番(加根佳基君)議長、2番。
○副議長(石原賢治君)2番加根佳基議員。
02番(加根佳基君)それでは、私のほうから関連質間をさせていただきます。
 まず、市の雇用対策についての質問をさせていただきたいと思います。
 先般、厚生労働省が1月の有効求人倍率が前の月よりO.03ポイント改善し、0.61倍になったと発表があったところでございます。改善は9か月連続であり、0.6倍台に乗ったのは、2009年1月以来2年ぶりとのことでありました。
 一方、総務省が発表いたしました1月の完全失業率は、前の月と同じ4.9%であったとありましたが、たださらにこの原油価格高騰と円高などで景気の先行きは不透明感も強いと。総務省は、今後の雇用情勢について、引き続き注意して見ていく必要があるとのことでありました。
 本市においても、厳しい状況であることは我々は重々承知しているところでございますが、そして本市における取り組みにしても、先ほどの答弁にあったように、具体的な取り組みが本当になされ、成果が顕著にあらわれているというのがよくわかりました。今後、さらに市の取り組みを期待するものでありますが、しかしながらまだまだこの不況の中でございます。長期間にわたる不安定就労を継続している方は、正規雇用を希望しても、面接でさえ拒否されるケースがあると言われます。まさに入り口の段階で大きな壁にぶち当たってしまう。現在、この東広島の求職者の要望を聞くと、手に職をつけたい方がたくさんおられます。その二一ズはさまざまだと思いますけども、現在アンケート調査もなされているとのことですけども、柔軟性を持って対応を期待するものであります。例えば、美容師だとか、あるいは介護関係ではヘルパー1級、2級あるいは電気工事士、消'防設備士などなど、確かに技術を習得する上で面接してみたいと考える企業も増えているのではなかろうかと思います。それで、東広島地域職業訓練センターの状況と成果について、先ほど御答弁ありました。何と6割の方が就職をかち取っとるという報告でございました。確実に成果が出てきているなと思います。この施設の運営管理については、当面これまでと同様に職業訓練を行っていかれますけども、今後さらにこの施設がこれらの失業対策、雇用対策に極めて重要な施設として活用されるものであろうかと思います。
 そこで、お聞きしたいのが、求職者の二一ズに合った講座メニューの中で、1年以上あるいは2年未満の実務経験と研修で段階を経て確実に資格の取得をしないといけないもの、そういう種目があると思いますので、したがってこれらに対しても取り入れてはどうか、どうか検討していただきたいが、いかがでしょうか、お尋ねします。
 もう一点、情報基盤整備についてお伺いいたしますけども、市民の要望に応じて説明会などを実施し、高齢者の方、障害者の方たちのために積極的に取り組みを行っていることは先ほどの答弁でよくわかりました。本当にありがとうございました。
 さて、昨年4月に蔵田市長は、情報基盤整備について、次のようなインタビューで市民の皆様に対しこのように述べられております。「光ファイバーを敷設すれば、インターネット、ケーブルテレビを引けば、議会中継しかないとお思いになられると思います。しかし、これは光ファイバーにさまざまなものが敷設できるわけであり、例えばタッチパネルで病院へ行きたい、買い物をしたい、あるいはどこかに行きたいなど、タッチパネルでお店に通ずることができるわけですから、ただ単にインターネットだけとか、光ファイバーの敷設だけではないのです」と。さらには、「やはり災害が起きたときに一番に皆様にお伝えする一番の情報源であり、これからももっとサービスしていただけるであろう地域情報、イベント情報もとっていただきたい。さらに、ケーブルテレビをとっていただいて、その中で幾らチャンネルがあり、他の番組が見られるか、ほとんど御存じないと思います。例えば、ケーブルテレビの26番を押せばゴルフ番組が見られ、さらに何番を押せば映画もやっていると、こういうテレビの楽しみ方ももっともっと楽しんでいただきたい。さらに、ニュース専用番組もあります。本当に手にとるような世界情報、目本の経済がわかります。大いに敷設させていただいて、十分に利用の価値観があると思います」と、このように市民の皆様に伝えられております。
 そこで、お聞きいたしますけども、市長が言われてもう1年たちますけども、情報基盤整備の将来ビジョン、市長の今言われたビジョンを具体的な取り組みをされているのかどうなのか、執行部のお考えと取り組みをお伺いいたします。
○副議長(石原賢治君)答弁を求めます。
○産業部長(石丸敏和君)議長、産業部長。
○副議長(石原賢治君)石丸産業部長。
○産業部長(石丸敏和君)求職者の二一ズに合った講座メニューの中で、1年以上あるいは2年未満の実務経験と研修で、段階を経て資格取得につなげる講座を検討してはどうかという御質問であったと思います。御質間の中にございました、例えば美容師の資格を取得するためには、厚牛労働大臣が指定する美容師養成施設におきまして、2年以上の修業期間を経て、美容師の国家試験に合格することが必要となります。また、電気工事士や消防設備士といった資格につきましても、1年程度の専門的な学科や所定の実技訓練、介護ヘルパー1級は、2級取得後1年以上の実務経験と専門教育を受ける必要がございます。こうした中で、現在、東広島地域職業訓練センターで行っております失業者対策としての職業訓練は、先ほど御答弁申し上げました国、県による委託訓練や基金訓練などによって速やかに就職に結びつけることを目的としておりまして、長期ではなく、受講期間の多くは3か月以内となっております。また、その他の事業といたしましても、短期間での企業の従業員のスキルアップを図る認定職業訓練や一般の市民の方々を対象といたしました白主訓練を実施しておりまして、これらによりまして施設の利用率はかなり高い状態となっております。
 このように、これらの今申し上げました現状と求められております資格を取るために求められます専門教員、教室、設備や期間が長期に及ぶことなどを照らし合わせて考えてみますと、センターに新たにこれらの機能を持たせることは、運営面とか現有施設のスペースの面から現段階では難しいものと考えております。ただ、御質問の趣旨であろうと思いますけれども、雇用につながる資格などを取得する講座を増やすこと、このことは非常に重要なことでございますので、現在でも実施している部分はございますけれども、引き続き求人企業や求職者からの御意見を参考としながら、東広島職業訓練センターと連携して、二一ズに合いました講座の開設の拡充につきまして今後とも取り組んでまいりたい考えております。
○企画振興部長(宝寿正義君)議長、企画振興部長。
○副議長(石原賢治君)宝寿企画振興部長。
○企画振興部長(宝寿正義君)情報通信基盤整備についてでございます。
 ICT技術の進歩はまさに日進月歩の速さで進んでおりまして、電子書籍や辞書、地図情報などさまざまな機能やサービスが利用できる情報端末が次から次へと市場に投入される中、本市におきましては、情報通信基盤の整備によりまして、これまで高速インターネットサービスが御利用できなかった地域を含め、市内の全域でいつでもどこでもさまざまなサービスを円滑に御利用いただける環境が整うことになります。
本市の情報通信基盤整備事業のサービス提供事業者でございますエネルギア・コミュニケーションズでは、セキュリティ会杜と提携をしまして、コンピュータの端末ではなく、ボタンにタッチするだけでガードマンに連絡することができる緊急通報サービスを提供しております。食材や弁当などをインターネットで注文を受け、配送を行うネットスーパーサービスを行っている事業者においても、ある程度の利用量が見込めれば、タッチパネル機器の設置も可能と聞いております。
 また、本市の民間情報サービスであります「Jimo通プラス」プロジェクトを展開しておられるプレスネット杜でも、市内の大型スーパーや大学など5か所にタッチパネルの端末を設置され、店舗や企業などの電子情報を市民の方々に提供しておられるところでございます。
 本市におきましても、インターネットの高速化に伴いまして、行政情報をわかりやすくお伝えするために、昨年皮、ホームページのリニューアルを行い、よりビジュアルで多機能的に行政情報を提供させていただいております。
 また、J-ALERTや本市の防災情報を視覚障害者や外国人を含め市民の方々に迅速にわかりやすくお伝えするために、音声や外国語によります積極的な情報発信を行うことのできますメールシステムを現在構築中でございます。そのほか、都市計画図や学校区などの図面の電子閲覧や税証明、住民票などの電子申請、公共施設の電子予約、福祉ではテレビ電話によります手話相談など、さまざまなサービスの電子化に取り組んでいるところでございます。
 このたびの情報通信基盤整備事業の推進によりまして、全市的な高速情報通信環境が整うことから、将来的なビジョンとしまして、さまざまな民間サービスやケーブルテレビの御利用により、生活の利便性を一層高めていただくことはもとより、市民の方々が市役所に来庁したり、あるいは電話で問い合わせをしなくても、時間に関係なくさまざまな行政情報を入手できたり、諸手続が可能になるような市民の方々にとってより利用しやナい電子市役所の構築を目指してまいりたいと存じます。そのためにも、ホームページの情報内容の一層の充実やメールマガジンによります積極的な情報発信、電子申請や公共施設予約システムの対象項目や機能の充実など、さらなる電子化を推進してまいります。
 また、インターネットに比較的なじみの薄い高齢者の方々を中心としまして、加入促進のための地域説明会を通じて、御利用方法などわかりやすく説明しながら、市民の方々の利用促進を図り、利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。
○副議長(石原賢治君)再質間があれぱこれを許します。
02番(加根佳基君)議長、2番。
○副言義長(石原賢治君)2番加根佳基議員。
02番(加根佳基君)どうもありがとうございました。
雇用対策に関してですけども、さらなる専門な技術、技能を身につけることによって、就職の選択肢が兼ね広がっていくものと思いますので、どうか今の部分をさらにレベルアヅプした取り組みを今後期待するものでございます。
 もう1つ、情報基盤整備に関しましては、やはりこの情報基盤整備、本当に市長が言われたその思いを、本当にどうか執行部の方、しっかりととらえて、もっと積極的に市民の方にわかりやすく、本当に究極を言いますと、市民の方の安心と安全を守る安全ベルト、命綱だというぐらいの基盤整備ではなかろうかと思うんです。あらゆる柔軟な取り組みできますけども、そういった部分でもっと市民の方にわかりやすく、しっかりPRをしていただければということで、強い要望にとどめます。ありがとうございました。